○感染から子どもを守ろう!~東京新聞より
二学期の朝、お子さんが熱っぽい様子だったら、どうすればいいか。
「今の時期、熱があれば新型インフルエンザを疑うべきです。登校させずに、医療機関の受診を。熱が出ない例もあるので、咳、のどの痛み、くしゃみ、鼻水があれば、ふだんより慎重に構えてください」と青木医師。
国内感染初期には、専用の発熱外来が設けられていたが、感染拡大期になった6月以降は、原則としてすべての医療機関が対応するように、国が通達している。できるだけ待合室で待たせない対応をしているクリニックもある。
今の流行状態では、迅速検査で「A型」と判定されれば、新型インフルエンザの可能性が高い。治療は「基礎疾患がなく、症状も軽ければ、自宅療養が基本です。抗ウイルス薬も必要があれば処方します。職場や学校への復帰までは最低一週間。それでも熱があるようなら、熱が下がるまで安静に」。
自宅療養の間は、家族への感染防止が重要になる。診断がつく前に感染している場合も多いので、家族も早めに検査を。感染していなければ、患者と接する場合はマスク着用を徹底する。手洗い・うがいを励行しよう。患者の啖、鼻水が付いたティッシュなどはポリ袋などに密封し、手で直接触れないようにする。着替え、食器などを扱ったあとも手洗いを忘れずに。
新型インフルエンザは大半の人が免疫力を持っておらず、感染力が強いのが特徴。二学期になれば、学校での集団感染から家庭への広がりは避けられない、と青木医師はみる。
「でも死亡率は高くないので、治療は季節性のインフルエンザと大きな違いはありません。無理して出社・登校せず、一人ひとりが他の人にうつさない配慮をすることが何より大切」と話す。
○新型インフル 家族が発症したら~厚労省などが注意点
流行がさらに拡大した新型インフルエンザ。家族が感染したら、ほかの家族はどう対応すればいいのか。厚生労働省や米疾患対策センター(CDC)は、様々な注意点を挙げている。
*体調異変時
熱や咳が出始めても、体力などにより個人個人で症状は異なり、自宅の常備薬で対応できることもある。
ただ、妊娠中や持病のある人は、早めにかかりつけ医に相談する必要がある。
受診する場合、都道府県の発熱相談センターに電話で相談できる。医療機関に行く前に電話を。「患者が
多い時期は重症者を優先的に診る大病院より、地域の診療所のほうが待たずに済むことが多い」」(厚労省)
という。
*自宅療養
感染者本人はマスクをつけ、できればドアを閉められる個室で療養する。妊婦や持病のある人は感染者の看護を避ける。感染した子どもを抱くときは自分の肩に子どものあごをのせるなど、面と向かわない工夫をしたい。口に手を当てて咳をした際など、こまめに石鹸や消毒液で手洗いを。タオルも家族で色分けをして別のものを使う。
*外出は?
厚労省によると、感染者の家族は会社や学校などへ行くのは問題ない。ただ朝晩に熱を測るなど体調チェックを怠らないよう呼びかけている。CDCは感染者本人について、解熱剤を使わずに熱が下がったとしても、丸一日は外出を避けるべきだとしている。さらに厚労省は「できれば発熱、咳などの症状が始まった日の翌日から七日目まで避けてほしい」としている。○様々な情報を基に本園としましては、「幼児の特性」や幼稚園が「幼児の集団生活」の場であることを第一に考え、お子様本人は勿論のことご家族の方の感染の場合も、登園を控えるなどのご配慮をお願いし、今後も園内での感染を防ぎながら園の運営を行って参りますので、保護者の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。