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「踏ん張る」足鍛える室内でも押し合いストレッチ

子どもたちの足が弱くなっている。外で走り回って遊ぶなど、足を使う機会が減っているのが原因の一つのようだが、家の中でも工夫次第で足を鍛えることはできる。医師など「足の専門家」で作るNPO法人「オーソティックスソサエティー」(東京)は2001年から4年間、千葉県内の幼稚園児約300人の足のサイズや足裏の形を測定した。約70%は小指が内側に曲がる「内反しょうし」だった。半数は、指が地面に着かない状態の「浮き指」。「外反ぼし」も約5%いた。兵庫教育大学名誉教授・原田碩三さん(71)の調査でも、5歳児で土踏まずがある子は、1980年の75%から04年は46%に減り、浮き指のない子は93%から8%に激減した。原田さんは「『踏ん張る』ことができない子どもが増えている」と指摘する。同NPO理事長整形外科医の内田俊彦さん(57)は「転びやすい、駆けっこが遅いという子は、指でしっかり地面をとらえていないことが原因かもしれない」と言う。足は体のバランスに影響を及ぼす。特に、足の裏にアーチを作りクッションの役割も果たす土踏まずが大事だ。アーチと足首が弱いと、かかとで支えるため、重心は後ろに寄る。上半身でバランスをとろうと猫背になり、肩こりや腰痛になることもあるという。足の健康の助言もする靴店「アスリートクラブ」社長の三宅秀敏さん(57)は、2万人以上の足を観察した経験から、子どもの足の〝退化〟を実感している。「電子ゲーム遊びなどで、室内でじっとしている時間が長いと足は弱まる一方」と話す。〝退化〟を防ぐには、歩き始めた時期から、足の骨が出来上がる10歳ぐらいまでの間に、とにかく歩かせること。鬼ごっこやドッジボールなど、瞬間的に前後左右に動く外遊びは最も効果がある。室内でも足は簡単に鍛えられる。内田さんは「つま先たちで腰を下ろしたそんきょの姿勢で、手で押し合う遊びは、土踏まずを作る」と話す。また、三宅さんは、かかとにかかる重心を前に移すストレッチを勧める。まず、大判で厚めの雑誌で6~7㌢ほどの段差をつくる。かかとを地面につけ、指の付け根部分を雑誌に乗せ、アキレスけんを、ふくらはぎの筋肉を伸ばす。約3分間、じっと立ち続けているだけでも効果がある。足指を強くするには、足指でのじゃんけんや、「結んで開いて」の要領で指を開く運動が良いという。踏ん張る際に重要な小指に意識を集中させることが大事。三宅さんは「『結んで開いて』を1日20回程度、1か月続ければ、それだけで歩くバランスが良くなる」と話している。
(読売新聞より)子どもたちの足が弱くなっている。外で走り回って遊ぶなど、足を使う機会が減っているのが原因の一つのようだが、家の中でも工夫次第で足を鍛えることはできる。医師など「足の専門家」で作るNPO法人「オーソティックスソサエティー」(東京)は2001年から4年間、千葉県内の幼稚園児約300人の足のサイズや足裏の形を測定した。約70%は小指が内側に曲がる「内反しょうし」だった。半数は、指が地面に着かない状態の「浮き指」。「外反ぼし」も約5%いた。兵庫教育大学名誉教授・原田碩三さん(71)の調査でも、5歳児で土踏まずがある子は、1980年の75%から04年は46%に減り、浮き指のない子は93%から8%に激減した。原田さんは「『踏ん張る』ことができない子どもが増えている」と指摘する。同NPO理事長整形外科医の内田俊彦さん(57)は「転びやすい、駆けっこが遅いという子は、指でしっかり地面をとらえていないことが原因かもしれない」と言う。足は体のバランスに影響を及ぼす。特に、足の裏にアーチを作りクッションの役割も果たす土踏まずが大事だ。アーチと足首が弱いと、かかとで支えるため、重心は後ろに寄る。上半身でバランスをとろうと猫背になり、肩こりや腰痛になることもあるという。足の健康の助言もする靴店「アスリートクラブ」社長の三宅秀敏さん(57)は、2万人以上の足を観察した経験から、子どもの足の〝退化〟を実感している。「電子ゲーム遊びなどで、室内でじっとしている時間が長いと足は弱まる一方」と話す。〝退化〟を防ぐには、歩き始めた時期から、足の骨が出来上がる10歳ぐらいまでの間に、とにかく歩かせること。鬼ごっこやドッジボールなど、瞬間的に前後左右に動く外遊びは最も効果がある。室内でも足は簡単に鍛えられる。内田さんは「つま先たちで腰を下ろしたそんきょの姿勢で、手で押し合う遊びは、土踏まずを作る」と話す。また、三宅さんは、かかとにかかる重心を前に移すストレッチを勧める。まず、大判で厚めの雑誌で6~7㌢ほどの段差をつくる。かかとを地面につけ、指の付け根部分を雑誌に乗せ、アキレスけんを、ふくらはぎの筋肉を伸ばす。約3分間、じっと立ち続けているだけでも効果がある。足指を強くするには、足指でのじゃんけんや、「結んで開いて」の要領で指を開く運動が良いという。踏ん張る際に重要な小指に意識を集中させることが大事。三宅さんは「『結んで開いて』を1日20回程度、1か月続ければ、それだけで歩くバランスが良くなる」と話している。
(読売新聞より)