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親の私が病気になったら・・・

今月の投稿特集のテーマ「親の私が病気になったら・・・」には、育児中に寝込むなどして、子どもの世話に苦労したという体験談が多数寄せられた。母親の負担は大きく、実家や近所などの助けを借りながら、ようやく乗り切っている例が多いようだ。
 子どもが病気のときは、親も要注意だ。
 東京都内の女性医師(42)は、長女が1歳の時、嘔吐と下痢の感染症にかかった。看病中に、自分も感染し、寝込んだという。「子どもが病気になったら、そばにいる親は、看病疲れもあり、うつることが多い。家庭内でも、手洗い、うがい、部屋の換気などに注意を」と呼びかける。 「風邪は引き始めに注意し、無理しない」「様々な検診はできるだけ受ける」など、予防を心がけている人は多かったが、それでも寝込んでしまうことがある。
 「高熱が出たが、子どもたちの弁当作りは欠かすことができなかった。解熱剤は、幼き目が弁当作りの時刻に合うように逆算して飲んだ」(タイ在住、主婦山本恵美さん(40)という体験談も。
 病気を押して、家事などを続けたという人は多かった。
 「子ども連れで内科にかかる場合、小児科を兼ねる病院がいい。自分が診察を受けている間、子どもはおもちゃで遊ぶことができ、看護師さんも子どもの扱いが上手」(北海道古平町の久保田朋世さん(35)という助言も。
 「とにかく早く治すことに徹する」と言うのは、千葉県松戸市の会社員阿部陽子さん(34)。「部屋が散らかろうが、洗濯物がたまろうが、寝て治す」 身内に助けてもらったという声は多かったが、近くに住んでいるとは限らない。
 2歳と11か月の男児2人を育てている神奈川県相模原市の主婦桜井千尋さん(29)は、二男を妊娠中、切迫流産で2か月入院した。長男は、義母に長野県からきてもらい、近くに住む実母と交代で見てもらった。ただ入院が長引いたため、実母は体調を崩してしまった。無事二男を出産した後は産後ケアを考え、業者の家事代行サービスを利用した。「家事代行サービスはもっと早く利用すればよかった。日ごろから情報収集など準備が必要だと感じました」と振り返る。
 夫が転勤族という福島県会津若松市の田口早苗さん(32)は「引っ越し直後、私が寝込むたびに夫が会社を抜け出したり、休暇を取ったりしてくれた。会社側に嫌みを言われ大変だったようだ。でも夫婦のきずなは深まりました」
 地域のつながりが薄れる中、近所に助けたれたという例も目立った。
 福島県郡山市の主婦鈴木智子さん(30)は昨年、インフルエンザにかかり、幼稚園に通う4歳の長男と、2歳の長女の世話に困った。近くに身内はいなくて、夫は出張中。思い切って、長男の同級生の母親に相談すると、園に送迎してくれ、長女も自宅で預かってくれた。病院へ通ったり、体を休めたりすることができた。「その後は、お互いに預け合っている。ママ友だちの存在は心強い」
 神奈川県大和市の主婦河村芳子さん(39)からは「子どもを預けなければならないつらさは、病気より苦しい」という声。入院し、子どもを親類や近所に預けたことがある。「でも『預かるよ』と言ってくれた周囲の優しさで、人の温かさを知ることができた。子どもたちにも『困ったときはお互いさま』と言える大人になってほしい」
 病気の程度によっては、子どもを預かるサービスを利用する方法もある。「21世紀職業財団」の「フレーフレー・テレフォン」では、預け先や家事代行サービスなどについての情報提供を行っている。都道府県別の相談先電話番号はホームページ「フレーフレー・テレフォン」(http://www.jiwe.or.jp/gyomu/support/phone.html)で紹介している。