子育て情報

子供の食 見直す(読者の声)

「食育は幼いうちから」。読者からの声で目立った。
「生きる力の源は『食』と考えて活動しています」 千葉県の私立幼稚園から、日々の教育活動の中で、食育につながる内容を抜粋したファクスが届いた。 年少組は、豚汁作りやパン作り。年中組では、カレーやクッキー作りが加わる。年長組はすいとんを作ったり、いわしを焼いたりすることも。年長組のカレーや汁物の具は自分たちで刻むという。 「幼児の時代は、味覚をしっかり育て、作る楽しさを十分味わわせてあげたい」という理事長は、「食の問題は、大人になってからでは間に合わないことがたくさんある」と訴える。 親子で歌いながら、食事のことを考えようという仙台市の取り組み(9日付)には、「替え歌の歌詞(=一部別項参照)を知りたい」「活動を見たい」という問い合わせが相次いだ。 保育所に通わせ始めた子供の変化をつづったのは兵庫県の女性だ。 「保育所で嫌いな食べ物を先生が食べさせてくれているお友達を、子供心にうらやましく思ったのか、家で『これ嫌い』『あれいや』と言うようになった。『じゃ食べなくていいよ』と取り上げると、ちゃんと食べる。『上手におはしを使えたね』などとほめることで、少しずつわがままが減ってきた」 そんな経験から「幼児の『嫌い』は『食べさせて』の甘えもあるように思う。親の役目は、苦手克服か甘え不足解消か、見極めることでは」と言う。 現場の厳しい報告もあった。 「年々、子供の食生活が異常さを増している。偏食が極端だったり、ひじきや切り干し大根など、初めて食べる食品にはいっさい手をつけなかったりする」と学校栄養士20年余という千葉県の女性(42)から。 その背景に教員の変化も見る。 「嫌いなものは無理に食べさせないで、好きなものだけ食べさせれば良いという教員が増えた。教室でも野放し状態のことが多い。給食指導をきちんとやる教員ほど、保護者から『厳しすぎる』と文句が出る」 「食育に頑張っているのは栄養士だけという所も少なくない。毎日子供と接している教員が重要性を理解しない限り、食に関する状況の改善は難しい」とこの女性は訴える。 一方で、「子供たちに野菜を楽しく、おいしく食べてもらうのが夢」と語る女子学生(20)も。栃木県在住の教育学部生で、「食環境」が卒業論文のテーマだという。さらに「食育は人間教育の基本。先生がんばって」と千葉県の女性(68)からはエールも届いた。
げんき3兄弟(だんご3兄弟の替え歌)
ちから モリモリ ごはん(ごはん)  人気メニューは やき肉(やき肉)
いろどり きれいな野菜(野菜)    げんき3兄弟
ごはんやパンは主食(主食)      やき肉 さしみは主菜(主菜)
サラダやお浸し 副菜(副菜)     げんき3兄弟
朝のメニューはごはん(ごはん)    粘りづよーい納豆(納豆)
野菜たっぷり みそ汁(みそ汁)    げんき3兄弟
こころとからだにピッタリの食事は元気のもとになる
願いは家族が健やかに元気で楽しく ランランランラン
<2番は省略>

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